【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「花歩、ごめんな。俺、守ってあげれなかった」


奏哉は申し訳なさそうな顔をした


「あたしは奏哉の悲しい顔、見たくないよ。奏哉が傍に居てくれるだけで良い」


今はそれで十分だから。


怪我の具合とか聞きたいけど、今は聞かないでおこう


酷いのは分かってるから。


「3日も目覚まさなかったんだぞ?」


「3日も…?」


あたし、そんなに寝てたんだ


「俺を含め、ひっきりなしにみんな様子を見に来てくれてたんだ」


後でお礼言っておかなきゃ。


「でも、花歩がいつでも目を覚まして良いように俺はずっと傍に居た。花歩が目が覚めたら1番に見たかったから」


嬉しいこと言ってくれて涙が溢れた


奏哉は涙を拭ってくれた


あたしだってね。


目が覚めた時に目の前に奏哉が居てくれたら嬉しいよ…。
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