【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「…ヒック…グス…」


あまりに痛すぎて涙が出てきた


「よしよし。気が済むまで泣け」


奏哉はあたしが落ち着くまで頭を撫でてくれていた


それが安心出来る


「抱きしめてあげたいけど、背中に傷があるしこれだけで我慢してな。」


そういえば、あの女の子は大丈夫だったかな?


「あの子、大丈夫だった?」


「あぁ、花歩が守ったおかげで無事だよ。かすり傷があるくらいで命に別状はない」


奏哉はあたしの聞きたいことが分かったらしく答えてくれた


「その子はな。奏の友達だったんだ。」


「奏ちゃんの…?」


「いきなり男に追い掛けられて、曲がった先に花歩が居たから助けを求めたんだと。」


……そっか。


でも、無事なら良かった


「奏哉、ごめんね…」


あたしは迷惑ばっかり掛けてる
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