【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「なんで謝る?俺こそごめんな。花歩にこんな目に遭わせてしまって…」


「それは良いの。この痛みを知ってるのはあたしだけで良い」


あたしだけが辛い思いをすれば良い。


奏哉には笑っていて欲しいから。


「でも、花歩の痛みは俺の痛みでもあるんだ。だから、1人で抱え込むな」


こんな優しい人、他に居る?ってくらい嬉しいんだけど。


「しばらくは病院生活になりそうだよ」


「あたしの傷、酷いんでしょう?」


奏哉は小さく頷くだけだった


「今は聞かない。自分でも長期になるって分かってるから」


「じゃあ、ゆっくり休まないとだな」


「また、奏哉に迷惑掛けちゃうね」


「そんなの気にしなくて良い。俺が居たくて居たいし、したくてしてんの」


あたしを安心させるようにニコッと笑ってくれた
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