【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「……んっ?」


「花歩、起きた?」


----ビクッ。


俺の言葉に驚いている花歩


「此処、どこ…?」


「俺の部屋」


「広すぎだよ…こんな広いお部屋、初めて見た」


俺の部屋に初めて来たヤツ皆が同じことをいう


「俺はもう慣れたけど。」


「ねぇ、奏哉。お願い聞いてくれる?」


「何?」


「ギュッてして?」


花歩からのお願いなんて初めてだ


俺は花歩の隣に寝転がり花歩を抱きしめる


「急にどうした?」


「怖い夢見ちゃって…。誰かに甘えたくなった」


花歩は顔をすりすりしながら話す


「アイツと同じ仕草…」


「えっ…?」


……ヤバッ。意識飛んでた


「何でもねーよ。」


「変な奏哉…」


ニコッと笑う顔がアイツとそっくり


……一ノ瀬知歩に。
< 34 / 830 >

この作品をシェア

pagetop