【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「お姉ちゃんが居なくなったって思ったぁ…」


奏は花歩の顔を見た途端、大泣き


「よしよし。もうあたしは居なくならないよ」


奏の頭を撫でながら答える花歩


自分より奏や沙月を優先するんだな


「花歩ちゃん、無理はしなくて良いから。コイツこき使って良いし」


母さんは人使い荒いな。


とりあえず、花歩が目を覚まして良かった


今だって、ある程度は会話出来てるし。


だけど、回復するまでにまだまだ時間は掛かりそう


あの傷口は見てる俺でも痛々しかったから。


今の花歩に出来ることは制限されている


でも、ゆっくり休んで回復していけば良いと思うんだ


だから、精一杯俺の出来ることはやってあげたいし喜んでもらいたい


何はともあれ花歩には笑っていて欲しい


それが俺の願い…。
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