【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「ありがとう。後でゆっくり食べるね」


食べるのに時間が掛かるから。


「そういえば…聖悟君、学校は?」


よく見たら制服だ


「今日は早めに終わったんだ。大学も決まったし、家の手伝いも休みで花歩ちゃんの様子見に来た」


「あたし、暇してたんだ。奏哉も麻依も学校だし」


まぁ、ワガママなんて言えないから我慢だけど。


「麻依がね、花歩ちゃんが目を覚ましたって泣きながら電話してくれたんだ。」


「目を覚ましてからは検査ばっかりだったからあんまり覚えてない」


だけど、ざわついていたのだけは分かった


「麻依なりに心配してたから。花歩ちゃんのこと。」


それから聖悟君と他愛のない話をして時間を潰した


「そろそろ、奏哉が来る頃だね」


早く会いたいなー。


奏哉の顔を見るだけでも安心する。
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