【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「あー。これ?花歩の血」


「花歩?暴れたりした?」


「ちょっと違うかも。とりあえず、風呂入って良い?話は後から。」


浴びてさっぱりしたいし着替えたい


「利一さんも居た方が良い?」


俺は小さく頷いて風呂場に向かった


花歩を1人に出来ないから早めに浴びて話をして病室に戻ろう


優月さんには遅くなるって言っておいたし、病院の夜間の入口も聞いた


リビングに戻ると母さん、親父、利一さんが居た


「奏哉、座れ」


親父に促されて椅子に座る


「あの、ジャージに付いてた血は花歩のって言ったわよね?」


母さんは真剣に聞く


「学校が終わって病室に行っても居ないから担当の看護師さんと探したんだ」


あったことを報告するのも俺の役目だよな


3人とも心配性だから。
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