【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「そしたら血だらけで屋上に居てな。フェンスをつたいながら移動してた」


「それってもしかして…」


親父は勘づいたらしく口を閉ざした


「花歩は屋上から飛び降りて死のうとしてたんだ。防げたから良かったけどな。」


3人とも険しい顔をしていた


「花歩を1人に出来ないから俺は戻るよ」


「奏哉君、俺も行って良いかい?」


利一さんも心配なんだろう


“あたしも行く”という母さん


奏達は親父に任せて病院へ向かった


寝てるかもしれないからゆっくりとドアを開ける


そこには優月さんと担当の主治医がいた


「ご家族の方いらっしゃいますか?」


主治医の言葉に利一さんが返事をした


「お話があります。あなた達も聞いてて良いですよ」


花歩は看護師さんに任せて別の部屋に移動した
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