【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
未咲さんはあたしのお世話をしてから一旦家に帰って行った


奏哉に渡してもらう手紙を持って。


また戻って来てくれるんだって…


「花歩…?」


声がした方を振り向いた


「麻…依?」


ドアの前に立っていたのは麻依だった


久しぶりに見る麻依に安心して涙が零れる


「泣かなくて良いよ。」


麻依は近寄って来てあたしの涙を拭ってくれる


「なかなか来れなくてごめんね?受験が終わったから来たの。」


「ありが…と」


話したくても途切れ途切れになる


「今度は奏哉の番だから応援しなきゃだよ」


……そうだよね。


「奏哉には花歩しか居ないんだよ?だからね、花歩に出来ることをしてあげてね」


麻依はあたしの頭を撫でながら話してくれた


久しぶりに麻依を見て嬉しくなった
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