【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「あたし…あの子と友達になれるかな?」


「麻依だったらなれるよ。きっと。じゃあ、帰るから。」


“明日ね”という麻依に手を振って奏を迎えに行く


バイトはしていない


両親は雑貨屋を経営している


だから、家の手伝いはしょっちゅうしてるけど…


「お兄ちゃーん!!」


俺の存在に気付いた奏が手を振っていた


「お利口にしてたか?」


「うん!!あっ、先生さようなら」


元気良く挨拶をした奏を連れて帰る


「お兄ちゃん、喉渇いた」


「じゃあ、あそこの公園に行ってな。気をつけて行ってろよ」


奏が公園に入ったのを確認し、自販機に行ってりんごジュースとコーヒーとお茶を買う


いつもの癖で3本買っちゃうんだよな


……知歩の分まで。


知歩が居なくなった穴はいつまでも塞がらない
< 4 / 830 >

この作品をシェア

pagetop