【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「前の学校で友達なんて居なかったからどう接したら良いか分からない。彼氏にだって暴力受けてたし」


だから、こんなにたくさん痣があるんだな


「そのままの花歩で良い。」


「奏哉、優しいんだね」


「俺、優しくない。女は皆、俺が良い人って騒いでるけどそれが逆にウザい」


親父が会社の社長なんて学校関係者しか知らないけど…


周りにはお店を経営していて親父達はそこの従業員としか思われてない


それだけ母さん達は静かに暮らしてるということ。


俺や奏には影響ないんだ


「奏哉は優しいしカッコいいよ」


-----ドキッ


花歩に言われたら調子狂うな。


「このまま寝て良い？誰かの温もりを感じながら寝たい」


「構わないよ。寝ろ。おやすみ」


再び、目を閉じた花歩の頭を撫でているとそのうち眠っていた