【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「奏哉、お疲れ」


正門前に寄っ掛かってる佐々木に声を掛けられた


「本当に待ってたんだ」


あれは冗談だと思ってた


「ちゃんと待っててやったよ。これも仕事の一環さ。ほれ、やる」


佐々木が投げたのは缶コーヒー


「この大学受けたのは俺だけ…?」


「うちのクラスは後2人。ソイツ等は副担任に任せてある」


佐々木も呑気なもんだな


「花歩のとこ、行くんだろ?」


「はい。行くって約束しましたので」


行かなきゃ花歩に怒られる


「先生も心配なんでしょ?」


「そりゃあ、もちろん。大事な教え子の1人だからな。車に乗れよ」


俺は佐々木の車に乗り込んで花歩のところに向かった


「コンビニ寄るけど、どうする?」


「俺も行く。」


花歩の喜びそうなものでも買って行こう
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