【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「だけど、今度の外泊が最後かもしれない。もしくはまたあるかもしれない。分からないんだ。それは頭に入れててな?」


「1回でもお家に帰れるならそれで良い」


相当、嬉しかったらしく泣いていた


「行きたいとこ連れて行ってやる」


“だから、考えておけ”と言うと花歩は笑顔で頷いていた


「ワガママ言ってごめんなさい」


「良いんだよ。受験が終わったから時間あるし」


「帰るのは良いけど奏哉に迷惑掛けちゃう」


花歩は申し訳なさそうな顔をした


「俺は花歩の彼氏だぞ?甘えたければ甘えて良い。俺は怒らないし離れないから。」


「奏哉は優しすぎるよ」


と言ってまた泣いていた


「俺が優しいのは花歩だけだ」


周りからは“素っ気ない”とか“感情がこもってない”とか散々言われ続けてきた
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