【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

-----トントン


「花歩、居る？」


あたしの名前を呼びながら未咲さんが入って来た


「体調はどう？」


「良かったり悪かったりですね」


と話しながらゆっくり起き上がる


「……った。」


たまに背中に激痛が走るから奏哉に手伝ってもらうんだ


「無理はダメよ」


起き上がってからあたしは小さく頷く


「ヨーグルト買って来たけど…食べる？」


「ありがとうございます。食べたいけど…今は止めておきます。後でゆっくり食べますね。」


たまにだけど、吐き気があるんだよね


まだ、誰にも話してない。


もちろん、奏哉にも…


「花歩ちゃん、消毒しようね」


消毒する道具を運びながら優月さんが入って来た


本当は消毒の時間が１番嫌いで苦手だったりする


激痛に耐えなきゃいけないから。