【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「せっかくだから楽しんでおいで」


優月さんの言葉に花歩は笑顔で小さく頷いていた


車が大きいから便利だよな


花歩の固定された足はいつ取れるのやら。


と考えながら抱き上げて車に乗せた


荷物は母さんが乗せてたし


「じゃあ、動かすわね」


母さんは運転を開始した


花歩はというと…


俺の肩に頭を乗せていた


「ずっと、こうしたかったの」


病室じゃ、なかなか出来ないしな


俺は花歩を引き寄せた


「相変わらず、ラブラブね。羨ましいわ」


母さん達だって仲良いくせに


でも、これでも抑えてる方なんだけど…


それから家に着くまでは会話一つなかった


花歩に話し掛けようかとも思ったけど、そっとしておいた


話ならいつでも出来るしな


話し掛けずにそっとしておくのも1つの優しさ。
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