【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「インクと台紙を揃えれば出来るしな」


「良いの…?」


「家でした方がゆっくり出来るだろ?」


「そうだね。ありがと」


インクと台紙を大量に購入しなきゃだな。


「奏哉、居る?」


「なに?」


母さんが入って来た


「インクと台紙、買っておいで。花歩の写真、現像するんでしょ?」


「そうだけど…なんで分かったんだ?」


「あんたの考えてることくらい分かるわよ。あんたなりに花歩の体調を考えてるのよね」


母さんには適わないな。


「未咲さん、なんかごめんなさい」


花歩は申し訳なさそうな顔をした


「花歩が謝らなくて良いの。何かあったら奏哉を頼りなさいね」


「はい。あっ…奏哉。袋取って…」


また戻したな…


最近、この調子だ


「花歩、大丈夫なの?」


母さんは心配そうだ
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