【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「うん。大丈夫」


病院に戻ったら検査だな


「無理したらダメよ」


「分かってます」


花歩は笑顔で返事をしていた


「花歩、行くか。」


「うん。行く」


「気をつけなさいね」


母さんは本当に花歩のことが心配らしい


花歩の分のお金も預かったし


どんだけ金持ちなんだろうか。この家


母さんも親父も花歩に対して甘すぎる


俺も人のこと言えないけどな


「奏哉、出掛けるのか？」


新聞を読んでいる親父に話し掛けられた


「あぁ、今から出掛けて来る」


「例の物、出来上がったから。後で渡すよ」


出来たんだ。早いな


「今は２人で楽しんで来い。夜は廉達が来るから」


「分かった。花歩、キツかったら言えよ」


「うん。今は大丈夫。拓海さん、行ってきます」


親父に見送られ家を出た