【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「花歩、落ち着いたか?」


「なに?具合悪いの?」


麻依も心配そうな顔をする


「大丈夫だよ。」


心配掛けまいと笑顔を振りまく花歩


「奏哉、行こ」


「あぁ、2人ともまたな」


麻依はまだ話したそうな顔をしていた


「後は文房具屋だな」


他愛のない話をしながら文房具屋へ向かった


「ペンが欲しいの。写真とペンと画用紙があれば病室でも時間が潰せる」


だから、100円ショップと文房具屋なんて言ったんだな


花歩は種類がたくさんあるペンを選んでいた


「花歩、洋服でも見に行くか?」


「でも、この身体じゃ可愛い洋服なんて着られないよ…」


「でも、気分転換にはなるだろ?」


「見ても良いの?」


俺は笑顔で頷いた


少しでも花歩の気分転換になるならそれで良いんだ。
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