【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「んっ…くる…し…」


俺はゆっくりと離した


「病院じゃ出来ないから家に居る時くらいは良いよね？」


「奏哉の意地悪」


顔を真っ赤にさせながら言っても逆効果なんだけど…


気付いてないな。コイツは…


「花歩だから意地悪したくなるんだ。可愛いからね」


花歩にたくさんマーキングをする


ただの、独占欲の現れ。


「あらあら。朝からラブラブしちゃって。若いって良いわね」


母さん、いつの間に…


「夕方には帰らなきゃいけないんだからやらなきゃいけないこと終わらせなさいよ」


“帰らなきゃいけない”と母さんが口にすると花歩は寂しそうな顔をした。


「花歩、また帰って来て良いわよ。だから、その為にもリハビリを頑張りなさい」


母さんの言葉に花歩はニコッと笑いながら涙を流した