【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「泣かないの。不安な時は奏哉を頼りなさい。」


「で、母さんなんか用事?」


じゃないと来ないはず…


「あっ、奏哉にお客さん。写真はあたしと花歩で現像するから行きなさい」


俺にお客…?


首を傾げながら和室に向かう


「奏哉、済まないね」


お客さんって利一さんか。


「おはようございます。ゆっくり休めましたか?」


「あぁ。花歩のこと頼んで悪いね」


「いいえ。こちらこそ無理言ってすみません。上手くいきましたので。」


利一さんの許可がなければ行動に移されなかったから。


「そうか。娘を宜しく頼むよ」


俺はしっかりと頷いた


ちゃんとそれなりに覚悟は出来てる


「高校卒業前にこんなことして怒らないんですか?」


「怒らないよ。花歩には幸せになってもらいたいからね」


ちゃんと花歩のこと考えてるんだ。
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