【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「最初はびっくりしたけどな。孫が出来るの楽しみにしてたから嬉しい」


「まだ早いよね…。ごめんなさい」


申し訳なくて謝った


「多分、知歩が来てくれたんだな」


あたしもお父さんと同じ考えだった


他愛のない話をして盛り上がった


お父さんは本当に孫が出来るの楽しみにしてるみたい


……嬉しいな


チラッと見てみると不安そうな奏ちゃんの姿が目に映った


「お父さん、奏ちゃんと２人にしてくれる？」


「あぁ、良いよ。今日は帰る。また来るよ」


お父さんは奏ちゃんの頭を撫でてから出て行った


「奏ちゃん、ソファーに置いてある膝掛け持っておいで？」


あたしが呼ぶと嬉しそうに近寄って来た


「あたしの膝のところに頭乗せて寝転がってごらん」


奏ちゃんは不安そうな顔をしながらもあたしのいうことを聞いていた