【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「泣いてばっかりだ」


「ずっと泣きたかったんだよな?だったら俺は文句なんて言わないから」


「奏哉は…優しいね」


花歩だから優しくしたくなる


「花歩…。誕生日、一生忘れられないものにしてやるから楽しみにしとけ。過去の誕生日なんて忘れさせてやる」


「グスッ…あり…が…と」


「俺の傍に居る限りちゃんと祝ってあげる。来年はお腹の子達と一緒にな」


花歩にはずっと笑って居て欲しいから


花歩が笑うだけで俺も頑張れるから。


「“あたしなんて居なくなれば良い。何のために生まれて来たんだろう”って思ってた。」


「花歩は必要とされて生まれて来た。だから、ちゃんと生きてる」


他の誰かが花歩を必要としてなくても俺が花歩を必要としているんだ


自分でもびっくりするくらい花歩を溺愛しているのがわかるんだ
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