【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「じゃあ、行こう。」


「奏の迎えはあたしが行くから気にしないで。」


未咲さんはあたし達を見送ってくれた


「良いお母さんだね」


「そっか?賑やかすぎるくらいだけどな」


あたしにはそれが羨ましいんだ


「花歩!!」


名前を呼ばれて振り返る


「お父さん!!」


「何処か行くのか?」


「あっ、うん。奏哉と買い物に…」


隣に居る奏哉は軽くお辞儀をしていた


「君が村瀬さんのとこの…」


「村瀬奏哉です。宜しくお願いします。」


「松岡利一です。宜しくな」


2人は軽く自己紹介をしていた


「仕事が忙しくてなかなか家に居ないんだ。村瀬さんにも頼んだけど…。奏哉君、娘を宜しく頼むよ」


「はい。分かりました。」


お父さんはあたしの頭を撫でると“仕事に戻るから”と言って行ってしまった
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