【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「ごめんなさい。不安でどうしようもなかったの。でも、もう大丈夫」


「今までで1番スッキリした顔してる。軽くなったか?」


「うん。奏哉のおかげ」


あたしはお父さんの問い掛けに笑って答えた


「とりあえず、中に入ろう」


その瞬間、奏哉に抱き上げられた


お父さんが居て恥ずかしいけど、嬉しい


「奏哉、具合悪い」


……吐きそうだよ


「先に、洗面所行きだな」


洗面所に連れて行かれると戻した


ほとんど何も食べてないのに。


奏哉は傷に気をつけながら背中をさすってくれていた


「落ち着いた?」


「うん。ありがとう」


お礼を言ってうがいをする


そして、再び抱き上げられ奏哉の部屋に向かった


「お昼過ぎたら病院に帰るからな?」


多少は憂鬱だけど、今までよりは楽だ。
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