【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「でも、もうこんなことしたらダメだからね？」


「もうしません。ちゃんと病院にいます」


たくさんの人に心配掛けちゃったし


あたしに出来るのは元気な赤ちゃんを産むこと


それが恩返しだと思うから。


「目が輝いてるね。良かったよ」


主治医の先生は笑顔で言ってくれた


あたしは先生にお辞儀をして部屋に戻った


「お帰り。」


「本、読んでたの？」


奏哉はソファーに座って本を読んでいた


「あぁ、読書で落ち着かせてたんだよ」


奏哉は本を置きあたしを支えてくれる


そして、ソファーに座ると奏哉も隣に腰掛けた


「赤ちゃん、２人とも大丈夫だって」


「そっか。良かったな。」


奏哉はあたしのお腹を撫でた


父親らしい顔してるな


きっと良いお父さんになるね