【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「花歩、誕生日おめでとう」


12時ぴったりに言ってくれた奏哉


「ありがとう」


大好きな人に“おめでとう”って言ってもらえることの幸せを噛みしめた


「1番に言えたな」


奏哉は嬉しそうだ


「今まで、誕生日に“おめでとう”って言ってくれることがなかったから嬉しい」


「良かった。」


あたしは奏哉の胸に顔を埋めた


凄く安心するんだ


「可愛すぎるんだけど」


あたしを自分の方に向けると強引にキスをした


「…んっ…あっ…くるし…」


一度、唇を離すとまた塞がれた


「可愛いな、花歩は。明日、日付変わったから今日だな。ゆっくり休んで備えよう」


奏哉は再び軽くキスをして“おやすみ”と呟いてあたしを抱きしめてくれた


奏哉の温もりと優しさに安心してすぐに眠りについた
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