【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
花歩の要望に答えて100円ショップへ向かう


此処の100円ショップ、広くて品揃えが良い


「奏哉、お前達…何も考えずに行ったな」


声を掛けて来たのは親父


「カート押しておかないと買えないだろ?」


確かにそうだな


「俺が車椅子押すから奏哉はカート押して。」


半ば、強引に交代させられた


「拓海さん、ありがと」


「いいえ。たくさん荷物があると運ぶの大変だからね」


それから他愛のない話をしながら必要なものを探し回った


「あっ、そういえば…。奈央さん達はなんでデジカメをプレゼントしてくれたんだろ?」


不意に花歩が呟く


「あっ、それはね…。“新しいデジカメで子ども達を撮って欲しい”って言ってたよ」


奈央さんなりに考えがある


楽しみにしてくれてるみたいで嬉しい
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