【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「本当にありがとね?」


「どういたしまして。楽しめたみたいで良かった」


「嬉しかった。たくさんの人に祝ってもらえて。」


昔から1人だったから嬉しさは倍増のはず


「奏哉、お正月帰るの止めるね。病院に居る」


「良いのか?」


「うん。体調優れないし。誕生日を含めて外泊出来たから我慢する」


花歩はしっかりと答えていた


本当は外泊したいんだろうけど、自分の体調を優先した


「なんかあったら真っ先に言えよ」


「うん。分かった」


小さなことでも役に立ちたいから。


そんな花歩を背中の傷に気をつけながら優しく抱きしめる


「奏哉、温かいね」


花歩は体重を預け寄っ掛かってくる


こんな一つ一つの行動が可愛いと思えるんだ



君と一緒に迎える新しい年まで後少し…。
< 637 / 830 >

この作品をシェア

pagetop