【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「卒業おめでとう。なんか貴女と一緒に居る時間が長かったから寂しいわ」


有紗先生は涙ぐんでいた


「泣かないでください。子供が生まれたら是非、会ってくださいね?」


「もちろん。会わせてもらうわ」


「それにしばらくは病院に居ますので。」


子供が産まれるまでは退院出来そうにないし。


出来るんだろうけど、何かあった時の事を考えたら怖いから。


「花歩、迎えに来た」


教室に奏哉が迎えに来てくれた


「ありがとう。荷物が多くてどうしようって思ってたの」


あたしだけじゃ持っていけないから良かった


「奏哉君、ありがとね」


「いいえ。花歩がお世話になりました」


奏哉は律儀だな。


「花歩ちゃんのこと、しっかりと支えてあげてね」


「もちろんです」


奏哉は有紗先生の問い掛け笑顔で頷いていた
< 644 / 830 >

この作品をシェア

pagetop