【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「ありがと。ごめんね…」


「謝るなって。俺がしたいだけだから。」


俺は花歩の頭を撫でた


初めて見た時からこの子の役に立ちたい、支えてあげないって思った


「雑貨見に行く前にバッグ見に行こうな」


小さく頷いた花歩を確認して歩き出す


「あれ~?奏哉だよね?」


後ろから誰かに声を掛けられた


それは中学の時の同級生数人だった


名前は忘れたけど…


そいつ等を見て花歩は即座に俺の後ろに隠れた


「奏哉、彼女出来たの?」


「知歩に対して一途だったのにね」


「知歩が亡くなって時間経ってないのに彼女作るなんて早くない?」


なんて女達は言いたい放題


後ろに隠れている花歩は怯えて居る


「言っとくけど…。この子、彼女じゃねーよ?転校生。」


俺は花歩を落ち着かせながら話す。
< 65 / 830 >

この作品をシェア

pagetop