【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「妹を頼んだよ。奏哉君」


「えっ?あっ…はい」


お姉ちゃんがあたしを“妹”と言ったから驚きを隠せないようだ


「じゃあ、仕事戻るね。花歩、無理はしないこと。最後の外泊楽しみなさい」


お姉ちゃんはあたしの頭を撫でるとニコッと笑って出て行った


お姉ちゃんが出て行っても放心状態の奏哉


「奏哉!!…奏哉!!」


「あっ、ごめん」


完全に意識飛んでたな


「いつの間に仲良くなったんだよ?」


「……フフッ。内緒」


あたしとお姉ちゃんだけの秘密


「まぁ、良いや。とりあえず、帰ろう。忘れ物はないか?」


「大丈夫。お腹の子達も元気そうだよ」


最初の時みたいに具合悪くなることはなくなった


2人にポコポコ蹴られたら痛いけど。


奏哉に車椅子を押してもらい帰宅した。
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