【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「奏も花歩に甘えたいのね」


未咲さんの言葉に小さく頷いていた


「お姉ちゃん…ポコポコ言ってる」


「きっと、奏ちゃんにも挨拶してるんだよ。」


奏ちゃんは眠たかったらしくあたしのお腹を撫でながら眠っていた


「フフッ。可愛い」


まだまだ小さな子供だね


「花歩の膝の上で寝るのが好きなのね」


「花歩、ゆっくり休めてるか？」


荷物を置きに行った奏哉がやっと戻って来た


「奏ちゃん、寝たばかりだから静かにね」


奏哉はあたしの隣に座る


「奏も花歩のこと好きだな」


「こうやって奏ちゃんが膝の上で頭を置いて寝るときは眠れてない証拠だよ」


不安な証拠でもあるんだ


「奏は花歩にベッタリだものね。奏哉、妬いてるわね」


未咲さんの言葉に奏哉は顔を赤くした


……可愛いな。