【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「えっ?転校生?」


1人の女が聞く


「あぁ、真向かいに越してきたんだ。片親で家にはほとんど居なくて母さん達が頼まれて面倒みてる」


「そうなんだ」


聞いている花歩は震えていた


見なくてもそう感じ取れた


「じゃあ、行くから」


コイツ等と話せば長くなる


今は花歩が優先だ。


俺は花歩の手を引いて歩き出した


「奏哉!!待ってよ!!もっと話そ?」


1人の女に花歩の手を離され絡められた


「お前らの相手してる暇なんてないんだって。」


「良いじゃん。久しぶりに会ったんだから」


思い出した。俺、コイツ等…苦手だったんだ


花歩を見ると不安そうな顔をしていた


「だから、無理だって。花歩…行くぞ」


俺は花歩を抱き寄せて歩き出す


女達は俺らを追い掛けて来なかった


これで一安心だな
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