【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
そして、奏ちゃんが大好きだという、大きな犬のぬいぐるみを置いて未咲さんの元へと向かった


「花歩、ありがとう。花歩も大変なのにごめんね」


「いいえ。奏ちゃん、大泣きでした」


「奏哉もお手上げ状態になるくらいだったから相当だったのね」


確かにあの時の奏哉は完全にお手上げ状態だったな。


「母さん、花歩連れて行くから。」


「はいはい。無理させたらダメよ。花歩、ゆっくり休んでね」


あたしは小さく頷き奏哉と一緒に新居へ向かう


「だいぶ片付けたぞ」


「何も出来なくてごめんね」


あたしも一緒になって準備しなきゃいけないんだろうけど…


病院生活だしな。


「利一さんにも許可得て此処で暮らして良いってさ。」


お父さん、良く許可したな。


本当は許可したくないのは分かってる
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