【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「“本当は許可したくない”って言われたんだ。だけど、花歩のお腹には子供が居るってことで許可を得たんだ。」


やっぱり、許可したくなかったんだね


心配性のお父さんだからな。


「奏哉、頭下げてくれたんでしょう?」


「あぁ。そのくらいはしないとな。」


あたしの頭をポンポンと撫でながら話してくれた


「ありがと。ソファーに座るね」


あたしはゆっくりとソファーに座る


奏哉はその隣に腰掛けてあたしを抱き寄せてくれた


あたしはその優しさと温もりに甘える


「お父さん、あぁ見えて頑固なところがあるから大変だったでしょ?」


「あぁ。花歩のこと考えた上での頑固だったけどな。でも、最終的には奈央さんにガツンと言われて折れたよ」


……奈央さん?


あたしの表情で気づいたのか奏哉は続けた
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