【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
……と、思ったのも束の間


「奏哉!!その子じゃなくてあたし達と遊ぼー?」


女達は追い掛けて来た


「追い掛けて来なかったんじゃねーのかよ…」


「奏哉…怖いよ…」


そう呟いた花歩は今にも泣きそうだった


「大丈夫。俺が居るから。俺から離れんな。」


花歩が女達を見ないように抱き締める


「さっきから何?俺らの邪魔しないでくれる?」


「その子、奏哉の彼女じゃないんだよね?なんでそんなに優しくするの?」


そんなの決まってる


「この子は転校生。だけど、初めて会った瞬間、“この子を守りたい”って思った」


「知歩が居るじゃん」


「知歩は今は居ない。」


「じゃあ、あたしと付き合ってよ」


いきなり告白…


「それは無理だね。俺らの邪魔すんじゃねーよ」


震えてる花歩を見てその場から離れなきゃいけないって思った
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