【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「だから、未咲は“写真を撮ろう”なんて言ってたんだ。俺達に出来なかったことをお前たちにはさせたい」


そういう理由だったんだな


「お前たちには後悔して欲しくないんだよ。花歩ちゃんは未咲のお気に入りでもあるしな」


確かに花歩は母さんのお気に入り


あんなに尽くすなんて思ってもなかったな


「俺達も嬉しいよ。花歩ちゃんと出会ってから奏哉は前に進めてるしな」


確かに花歩と出会わなかったら恋愛なんてしてない


「奏哉は一度好きになると俺に似て一途だから」


まぁ、親子だから似るよ。


「俺は嬉しい。子供が産まれて大変なのは分かる。しっかりと花歩ちゃんのサポートをして俺達みたいな両親になるんだぞ」


親父はニコッと笑った


親父達は俺の理想の両親


この人達みたいに何年経っても仲良しでありたい