【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「なんで?いつも相手してくれないの?知歩が居ると知歩ばっかりで…。久しぶりに会ったら可愛い子、連れてるし」


確かに花歩は可愛い


もしかしたら花歩は知歩以上に可愛いかも知れない


「俺はお前の相手なんてするつもりねーから。だから、一切関わるな。」


それだけ言うと女は泣き出してしまった


「花歩、行こうか?」


不安そうな花歩に満面の笑みを浮かべ歩き出した


今度こそ、女は追ってこないだろう


「花歩、ごめんな?」


「ううん…良いの。あの人は知歩を知ってるの?」


俺は小さく頷いた


「だけど、知歩もアイツ等を嫌ってたよ」


さっきの花歩みたいに震えてたんだ


「あたしもあの人達苦手だなぁ。近寄りにくい」


「だよな。さっ、気を取り直して買い物するか」


花歩に必要な物を揃えなければ…
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