【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「とうとう産まれるんだな。」


「元気な子、産まれると良いね」


あたし達は祈ることしか出来なかった


「オギャー!!」


「「あっ、産まれた」」


つい奏哉と声が揃い顔を合わせて笑った


しばらくして安堵した拓海さんが出てきた


「花歩ちゃん、連絡ありがとうね。間に合ったよ。元気な女の子が産まれた」


……良かったぁ。


嬉しくて涙が流れる


そんなあたしの涙を奏哉は拭ってくれた


「とりあえず、戻ろう」


奏哉と共に部屋に戻る


「親父が来るはずだから」


あたし達は拓海さんが来るのを待つことにした


「花歩ちゃん、会ってやって」


しばらくして拓海さんがやってきた


「あたしが会って良いの？」


「もちろん。未咲も花歩ちゃんに会って欲しいって」


拓海さんに車椅子を押してもらい未咲さんの所に行く