【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「かわいい。宜しくね」


奏ちゃんが未歩ちゃんの小さな手を握る


その光景が微笑ましい


----クラッ


……えっ?


あたしはバランスを崩す


「花歩、大丈夫か?」


奏哉が受け止めてくれたお陰で大事にはいたらなかった


「花歩、貴女はゆっくり休みなさい。身体は大事にしなさいよ」


「奏哉、お部屋帰る…。でも、お姉ちゃんに連れて行ってもらおうかな」


----トントン


「失礼します。体調の方はどうですか?」


運良くお姉ちゃんが入ってきた


「あたしは大丈夫。花歩のこと部屋に連れて行ってくれる?」


「俺が連れて行く」


「奏哉は此処に居て。お姉ちゃん、連れて行って」


お姉ちゃんはあたしを車椅子に乗せた


「じゃあ、行こうか」


不服そうな奏哉を残して部屋に戻った
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