【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「卒業して麻依にも会ったりしたけど、一切教えてくれなかったぞ」


「お前はお喋りだからな。」


麻依が教えるはずがない


「だからって教えてくれても良かったのに」


確かに教えるの遅かったかもな


「でも、おめでと」


仁は祝福してくれた


「奏哉が父親か…。なんか信じらんねーな」


「俺だって信じらんねーよ。」


未だに実感が湧かないんだ


「花歩の居る病院に行く、学業、バイトって慌ただしい生活してるからなかなかお前にも連絡出来なかったんだよ」


「それは大変だな。体調管理はしっかりしないと花歩ちゃんが心配するぞ」


それは分かってる。


花歩が面会謝絶になった次の日、優月さんに頼み込んで会わせてもらった


行ったら花歩は寝ていて点滴をされていたんだ


痛々しくて何も出来ない自分が醜い