【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
仁と別れ歩いて病院へ向かう


花歩が居る部屋の前に着くとやはり“面会謝絶”の4文字


「奏哉君。花歩が会いたがってるから会ってあげて」


優月さんが声を掛けてくれた


優月さんに促されるまま花歩の部屋に入る


「花歩、奏哉君来たよ」


「お姉ちゃん、ありがとう」


やはり点滴をされたまま寝たきりの花歩


「此処には貴方と利一さんしか入れないから」


それだけ告げると優月さんは出て行った


「動きたくない」


「花歩がキツくないならそのままで良いよ。俺が近くに行くから」


俺はパイプ椅子を近くに持って行き花歩の手を握る


「奏哉、お帰り」


「ただいま。遅くなってごめんな。退屈だったろ?」


「ううん。お姉ちゃんも何回も来てくれたし赤ちゃん達も元気そうだよ」


と力無く話す花歩
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