【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「あっ、奏哉。これ」


佐々木は何かを差し出した


「お前らの担任だったからという理由じゃない。拓海の友達としてこれは渡す。」


「これはあたしとパパからの気持ち。双子ちゃんの役に立てて。」


もらって良いのか？と悩んでいると…


「奏哉、受け取ってくれ。俺だってお前達に子供が産まれるって聞いて嬉しかったんだからな」


「じゃあ…、遠慮なくもらっておきますね。ありがとうございます」


俺は封筒を受け取るとバックの中にしまい込んだ


「じゃあ、俺達は帰るよ。」


「李花、花菜。また来るね」


梨莉と佐々木は嬉しそうに出て行った


２人が居なくなって静かになった部屋


「あっ、お父さん。奏哉がコーヒー買ってくれてるよ」


「おっ、奏哉ありがとう」


利一さんは花歩からコーヒーを受け取った