【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「ハァ…ハァ…ハァ…」


……んっ？


花歩の様子が変だ


急いで誰かを呼びに行く


「すみません。花歩の様子が変です」


「あら、大変。すぐに行くから待ってて」


近くに居た看護士さんに声を掛け花歩の所へ戻る


「そ…や。キツ…い」


「分かってるから話さなくて良いよ」


邪魔にならないように未歩を抱き上げると主治医の先生と優月さんがやってきた


「花歩ちゃん、大丈夫かい？」


と良いながら診察を続ける先生


「疲れが溜まってるみたいだね。風邪ではないから子ども達には移らないよ」


“今は安静にね”と言って双子達の様子を見てから去っていった


「花歩、無理はしないのよ。なにかあったらあたしや奏哉君に頼りなさい」


優月さんの言葉に花歩は素直に頷いて再び眠っていた