【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
「奏哉、座ってて。」


花歩はそれだけ呟くと食器を洗い出した


手際よく食器を洗ってる花歩は慣れてる感じがした


「花歩、慣れてるな」


「そう…?お父さんが居ないからやってるだけだよ」


そう言った花歩は笑っているが俺には寂しさも感じ取れた


俺はどういう言葉を掛けて良いか迷った


「終わったぁ…」


背伸びをして呟く花歩


「部屋の片付けしよ」


「荷物、持つから案内して。」


「うん。分かった。ありがとう」


しっかりとお礼を言った花歩は部屋まで案内してくれた


「此処があたしの部屋」


花歩の部屋は広かった


「まだ、何もなくて殺風景だけど…」


荷物を置きながら話していた


揃ってあるのはカーテンとソファーと棚だけ…


だから、花歩はたくさん雑貨の買い物をしてたんだな。
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