【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
学校の校門に着き連絡しようか迷った


……けど、止めた


びっくりさせよっ。


「ねぇねぇ、可愛い子が居るよ」


「何してるのかな?」


「うちの学校の生徒じゃねーよな」


「じゃあ、誰だ?」


なんていろんな会話が聞こえる


……気まずい。


連絡すれば良かったかな?


「えっ、あっ。花歩?」


自分の名前を呼ぶ奏哉の声がして振り向く


「奏哉、お帰り。来ちゃった」


「来ちゃった…って、店は?」


「“買い物ついでに奏哉との時間を楽しんで来い”って、未咲さんが…」


あたしはメモを見せた


「周りがガヤガヤ煩いと思ったら花歩が居たからなんだな」


と奏哉は呟いていた


「えっ、あれ、奏哉君?」


「あの女…誰よ」


「可愛くないヤツが奏哉君に近づいてんの?」


と聞こえる様々な声
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