【完】恋した相手は元カノの妹～キミに溺愛中～

「仕事戻らなきゃ…」


そんな状態で戻れるわけねーだろ。


俺はフラついた花歩を支えた


「只でさえ体調崩しやすいんだから。無理すんな」


「あたしがやらなきゃ…あたしがやらなきゃ…」


「花歩!!今は自分の体調を考えろ!!今の状態で仕事しても集中なんて出来ねーよ…」


しかし花歩は仕事に行こうとする


「今まで迷惑掛けて来たから役に立ちたいの…」


「いい加減にしろ!!花歩が必死になってくれてるのは嬉しいけど…。今はしつこいぞ!!自分の体調考えろよ。」


「……グスッ…ごめん…なさい」


花歩は俺の腕の中にすっぽりと収まった


本当は怒りたくなかった。


だけど、１番に自分のことを考えて欲しかったんだ


仕事の時は仕事のことを考えて、家庭に入ると俺や娘達のことを考えて…


自分のことは後回しだったから。