【完】恋した相手は元カノの妹~キミに溺愛中~
その寝顔がやっぱり知歩そっくりで…


でも、花歩は何処かあどけなさと幼さを感じさせる


ぐっすり寝たがらベッドに寝かせる


「奏哉、花歩ちゃん大丈夫?」


仕事とか言いながらやっぱり母さんも花歩のこと心配なんだな。


「やっと寝たよ。此処に来る前に少し暴れたから疲れたんだろうな。」


「知歩ちゃんにそっくりね。でも花歩ちゃんは何処か寂しそう」


母さんもこんなのには敏感だからな。


「花歩は“自分が知歩の妹だから優しくするの?”って暴れたんだ」


俺は花歩が暴れた経緯を母さんに話した


「でも、貴方は花歩ちゃんが知歩ちゃんの妹だって知らなくても優しくしたわよね?」


図星をつかれた気がして素直に頷いた


確かに俺は花歩が知歩の妹って知らなくても優しくしてた


この感情は何なんだ?


分からないまま時間だけが過ぎた
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