続・ねえ、『好き』だよ?
「なァ・・・。」
「ん?何ィ?」
「ずっと・・・好きでいてくれるか?」
奏は、ちょっと戸惑ったけど、こういってくれた。
「うん!当たり前だよ?じゃあ・・・あたしも聞くけど、あたしたちは、永遠?」
どうなんだろう。永遠ってさ、結婚するってことだろ・・・。
よ~く考えたほうがいいかもな。
「ねェ・・・。どうなん?」
はじめて聞いた、奏の関西弁。奏は、田舎訛りがときどき出る。そういうところが可愛いと思える。
「そうだな・・・。永遠かもな!」
「本当?嬉しいな、いぃっしょォ!幸といられるなんてさ。夢みたい!」
よりかかる奏の頭を撫でる。髪のいいにおいがする。
「幸・・・いいにおいだね・・・。」
「そッそうか?」
「うん・・・眠くなるぐらい・・・・・・・。」
「ってェ!?寝ちゃったよ・・・。」
俺のベットに寝かせて、俺は、外でサッカーの練習。
その音にびっくりしたのか、奏は、起きちまった。

「あ~!幸ゥー♪何してんのォー・・・・?」
「サッカーの練習。」
「ふゥ~ん。。。そんなにサッカーが好きなのォ?」
「いや、それほど好きでは・・・・。」
俺は、『サッカーより奏のが好き』って言いたいのになァ・・・。無理か。なんでだ?弱い男だな、俺ってさ。
「じゃあ、聞くけど、幸はさ、あたしと!サッカー!どっち好きィーーー?」

「奏だよ。当たり前だろォー???」
「幸ッ・・・・・・・・。」
「おぃおぃー!泣くなよォ!困っちゃうよ。。。」
「あはっ・・・そっか。ごめんね。」
ハンカチを差し出した。『うんうん』とうなずきながらハンカチを取る奏。
「ごめ・・・ありがとね・・・・。」
「あ・・・いいやァ~当然っしょ????」
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