SKY~空~
雷斗さんに見つかる前に
会計済ませとこっ
私は素早く会計を済ませた
雷斗さんを待っている間
結構時間ありそぅだな…
ふと、前にお気に入りのブランドの
洋服屋があった。
ちょっと見てみよっかな…
うわぁ…
新作出てる‼
これ可愛いな…
私が見惚れた服は
フリルのレースがついた
ワンピースだ。
真ん中のリボンが特徴的だった。
「へぇ…理沙ちゃんそーゆー服が好きなんだっ」
『うわっ‼驚かさないで下さいよ‼』
「あははっ♪ごめんごめんっ♪…その服ほしーの⁇」
『えっ?まぁ、今度買おうと思ってますけど…』
「そっかそっか♪」
すると、雷斗さんは
ワンピースを手に取り
レジに持っていった。
「はいっ♪プレゼントっ」
『えっ⁉受け取れませんょ‼』
「いいから‼今日付き合ってくれたお礼っ!あと、香水ねっ♪」
『ありがとぅござぃます…あっ‼私も香水ですっ』
「ありがとっ♪毎日つけよーっと♪」
私たちはしばらく
店内をグルグルと回った。
一つ気づいた事がある。
それは、通り過ぎる女性からの
視線がキラキラしている事だ。
そりゃ、雷斗さんは
かっこいいしモテるし…
私が隣にいちゃ
いけないんだって思い知らさせる…
そぅ思うと
胸がキュッとなった。